陸上自衛隊の連隊長が「(日米の)同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」と発言をし、注意処分を受けた問題で、この処分の直後、陸自第11旅団(北海道・真駒内駐屯地)の3等陸佐が、防衛省の榛葉賀津也(しんば・かづや)副大臣ら同省幹部に「連隊長の発言は総理の指揮・統率を乱すものではない」と意見を述べるメールを直接送っていたことが分かった。防衛省は3佐を内規に基づいて注意処分とした。 連隊長の発言は2月10日の日米共同訓練の開始式で行われ、鳩山由紀夫首相を批判したようにも受け取れることから、北沢俊美防衛相はシビリアンコントロール(文民統制)の観点から、政治や外交を軽視しているととられかねないと判断。同省は連隊長を注意処分としていた。 防衛省によると、3佐は連隊長が注意処分を受けた直後の同月15日、榛葉副大臣ら省幹部に「連隊長の発言は(自衛隊の最高指揮官としての)総理の