【ニューヨーク=畑中徹】半導体で世界最大手の米インテルが17日発表した2013年4〜6月期決算は、純利益が前年同期比29%減の20億ドル(約2千億円)だった。主力のパソコン向けの高性能半導体が落ち込み、6四半期続けて純利益が減った。 売上高は同5%減の128億1100万ドル(約1兆2800億円)だった。パソコン向けの超小型演算処理装置(MPU)を取り扱う部門の売り上げが7%減ったのが影響した。減収は4四半期連続。スマートフォンやタブレット端末の携帯端末が普及し、消費者のパソコン離れが加速。これにともない、同社の業績も低迷が続いている。 インテルは約8年間にわたり最高経営責任者(CEO)を務めたポール・オッテリーニ氏が5月退任し、新しいCEOにブライアン・クルザニッチ氏が就任。携帯端末向けの対応を軸に経営の改革を急いでいる。 関連記事米インテル、8年ぶりトップ交代 後任は内部から昇格5/