シャープは27日、茶葉の栄養素をまるごと摂取できるお茶メーカー「ヘルシオお茶プレッソ」を4月25日に発売すると発表した。新しいお茶の習慣を提案する家電と位置付けており、4月の消費税増税後に予想される家電需要の反動減に負けない商品として期待する。 小型の茶臼で茶葉の栄養素をほとんど壊さずに粉末状に加工し、茶筅の代わりとなる回転羽根による撹拌でのどごしのいいお茶やラテを作れる。茶道の基本である「挽く」や「点てる」を再現した。 急須で入れたお茶の場合、カテキンなどの栄養素の約7割が茶殻として廃棄されるが、お茶プレッソを使えば効率よく摂取できる。粉末茶を料理やお菓子作りに活用することも可能だ。 想定価格は約2万5000円。月産4000台を計画している。健康志向の高い中高年や30~40代の女性に売り込む。和食人気が根強い欧米での展開も視野に入れている。 和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文