昨晩、嫁さんの手作りコロッケが原因で喧嘩をした。 嫁はそれほど料理が得意ではないが、それなのに色々とアレンジをしたがる典型的な料理下手だ。 今までも幾度となく食卓に悪魔合体してしまった料理が並んだこともあって、疑心暗鬼になっていたのは事実だ。 そうして昨晩食卓に並んだのは手作りコロッケだった。 見た目は間違いなく美味しそうで、コロッケなら失敗もないだろうとほっとして席についた。 そして一口。 サクッと衣が小気味の良く音を立てた直後、中身の部分でも再びサクッとした歯ごたえを感じた。 もぐもぐしてみると、やはりたまにサクッとした食感にあたる。 あれ?火がちゃんと通ってない?そもそもじゃがいもって生で食べていいんだっけ? 「どう?じゃがいもの食感が残るように荒目に崩してみたんだけど」 嫁から期待の眼差しを向けられるも、不安から味もおかしく感じてくる。 「ごめん。これはちょっと食べられないかも。」
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