二軍落ちか――。東証1部上場の大手企業からタメ息が漏れている。 「ヤバイとは思っていましたが、案の定でした」(電機メーカー関係者) 今月6日に株価の新指数が公表された。日本取引所グループと日本経済新聞社が共同で開発した「JPX日経インデックス400」だ。東証1部を中心に400社が採用され、来年1月6日から正式にスタートする。 タメ息を漏らすのは、日本を代表する株価指数「日経平均」(225銘柄)に採用されながら、新指数に採用されなかった“落選企業”の関係者だ。 「新指数は、重要な経営指標であるROE(自己資本利益率)に重点を置いています。要するに、収益性の高い企業です。採用されなかった企業は低収益という烙印(らくいん)を押されたようなものでしょう」(市場関係者) 新指数は、ROEのほかに時価総額や株式の流動性、社外取締役の数、国際会計基準(IFRS)、英文決算短信の開示などを考慮し