有機ELパネル開発製造の(株)イー・エル・テクノ(福岡市早良区百道浜3-8-33、代表:豆野和延)は2月19日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、卜部忠史弁護士(電話03-5408-6160)が選任されている。 負債額は約14億円。 同社は、国などからの助成金や投資ファンドから資金を集め、また金融機関からの借り入れにより、研究費や生産施設などが運営されていた。負債額のほかに5億1,242万5千円の資本金も紙切れとなった。 こうした研究開発は、産学官の下、日本の有機ELベンチャーを1ヶ所に集め、タイムスケジュールに基づき、開発に当たらなければ、何千億円も開発研究投資を行っているサムスンやLGなど韓国勢に勝てっこない。 国は、こうした企業に、助成金を出すくらいだったら、経営が軌道に乗るまで助成を続けるべきだ。出資も行い、上場させて回収すればよいことだ。 税金