2020年東京五輪で、マラソンが予定通り午前7時にスタートした場合、10キロ以降のほとんどの区間で、熱中症リスクが日本スポーツ協会の熱中症予防運動指針で定める「厳重警戒」レベルとなり、場所によっては「運動中止」レベルまで高まることが、中京大の松本孝朗教授(環境生理学)らの研究チームの調査で分かった。徳島市で開催中の日本体育学会で25日、発表する。 大会組織委員会は、暑さ対策として男女マラソンのスタート時間を当初の午前7時半から7時に早めたが、松本教授は「リスクが比較的低い時間に終わる5時半に早めるべきだ」と指摘している。