鳥栖市の佐賀競馬場で25日、アニメやゲームで人気の「ウマ娘プリティーダービー」のコスプレ撮影会があった。キャラクターになりきった人々が、出走前に馬を下見するパドックや発走地点のゲートなどで、思い思いのポーズをとりながら撮影を楽しんだ。 ウマ娘は競走馬を擬人化した作品。撮影会はコスプレ歴約30年で、福岡県久留米市で飲食店を経営する藤吉玲子さん(48)が、競馬場を運営する佐賀県競馬組合に依頼して実現した。組合によると、一般客が普段入れないパドックなど業務エリアでのコスプレ撮影会は、九州で初めてという。 この日は公募で選ばれた佐賀、福岡、熊本各県の20~40代のコスプレ愛好者16人がきらびやかな衣装で登場。ゲートでは、今にも走りだすようなポーズで写真や動画の撮影に挑んだ。藤吉さんは「ウマ娘の世界に近づくことができて夢のよう。みんなクオリティーが高くて、かわいかった」と喜んでいた。 (杉野斗志彦)