IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA、東京都渋谷区)が運営する医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」が、サイト内の全記事を29日に非公開とした。このサイトをめぐっては、「記事の内容が誤っている」などの指摘が相次ぎ、サイトの「閉鎖」はそれを事実上、認めた形だ。誤った情報を信じて病状を悪化させた実例も出ている。同社は「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」とのコメントを出し、記事のチェック体制を見直した上での再開を目指しているが、事態を重く見た東京都は「医薬品医療機器法(旧薬事法)に抵触しかねない」として近く、同社から事情を聴く方針だ。 ウェルクは、DeNAが2015年10月に開設した。編集部の依頼で外部ライターが書いた記事のほか、登録した人による投稿、企業などの依頼を受けた記事広告などが掲載された。記事から販売サイトに誘導し、そこでの収益が同社に還元されるアフィリエイトリンクを張っ
最高裁判決で死刑 仙台拘置支所で心境を語る 宮城県石巻市で2010年2月、元交際相手の姉ら3人を殺傷したなどとして殺人罪などに問われ、6月の最高裁判決で死刑とされた当時18歳の元少年(24)が勾留中の仙台拘置支所で毎日新聞の取材に応じ、「俺の死が建設的なものになればと思っている。執行される日まで死ぬ意味を見いだしたい」と極刑と向き合う心境を語った。 事件から最高裁判決までの約6年について、元少年は「自分の更生を願う人たちと再起を考える一方で、(死刑を望む)遺族の感情を思うと複雑だった」と振り返った。1審のころは死にたいという気持ちもあったというが、「自殺では何も償えない。人を傷付ける思想を放棄することを考え、被害者、遺族に悔いてきた。今回の死刑判決でそういうものを全部捨てるつもりはない」と説明した。
沈下によってできたとみられるビルの土台付近と歩道との隙間=福岡市博多区で2016年11月26日午前10時31分、和田大典撮影 沈下、市民向け説明なく 専門家会議では「話が出ていた」 急ピッチで復旧した陥没現場は安全なのか。福岡市博多区のJR博多駅前で8日に起きた大陥没現場で26日に最大7センチの沈下が確認された。市は想定内と強調したが、現場は一時通行止めになり周辺店舗や市民からは不安の声が上がった。【平川昌範、蓬田正志、吉川雄策】 「現場の地盤のボーリング調査で最大8センチの沈下は想定されていた」。現場事務所での記者会見で福岡市や、現場地下鉄工事を請け負う大成建設を代表とする共同企業体(JV)の担当者はそう繰り返した。しかし、現場から市に調査結果の連絡が入ったのは沈下確認から1時間以上過ぎた午前3時ごろだったという。さらに「通行止めまでは考えていなかった」として謝罪した。
来年2月に営業終了する「西武筑波店」が入居するビル=つくば市吾妻1で2016年8月2日午後4時6分、宮田哲撮影 茨城県つくば市の百貨店「西武筑波店」が来年2月末に閉店する。筑波研究学園都市が成長する中で開店し、住民に親しまれてきたが、大型ショッピングセンター(SC)に客足を奪われるなどして、30年余りの歴史に幕を下ろす。市民らからは「百貨店のない街は寂しい」と惜しむ声がある一方、「時代と合わなくなった」という冷静な見方もあった。閉店後、県内の大型百貨店は、水戸市の京成百貨店のみとなる。【宮田哲、大場あい】 2日に駆け巡った閉店のニュースは市民らに波紋を広げた。「百貨店の包装紙の印象が良いので贈答品を買ってきたが、これからはどこで買えばいいのか。ショックです」。同店を訪れたつくば市春日3の会社員、鈴森由香さん(26)は嘆いた。近くのマンションに住む主婦(49)は「百貨店がある街に住んでいると
放送作家、タレント、エッセイストとしてテレビの草創期以前から多方面で活躍した永六輔(えい・ろくすけ、本名・永孝雄=えい・たかお)さんが死去していたことが11日分かった。83歳。 東京・浅草の寺の息子として生まれた。中学生のころからNHKラジオ「日曜娯楽版」に投稿を始める。早稲田大在学中に同番組を手がけていた三木鶏郎に見いだされ、放送作家、司会者としてデビューした。 作曲家の中村八大に誘われ、作詞家業を開始。中村・永のコンビで1960年代に「こんにちは赤ちゃん」など数々のヒット曲を手がける。なかでも坂本九が歌う「上を向いて歩こう」は大きな反響を呼んだ。 作詞した曲はほかに、作曲家いずみたくと組んだ「いい湯だな」「見上げてごらん夜の星を」、中村と組んだ「黄昏(たそがれ)のビギン」などがある。 60年代半ばからは軸足をラジオの世界に移した。67年から2013年9月まで放送されたTBSラジオ「永六
大阪・MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」の浜村淳さん(左)と生放送で初共演した大沢悠里さん。「ありがとう浜村淳です」は大阪でほぼ同じ時間帯に放送している人気番組=東京・赤坂のTBSで2010年6月1日、油井雅和撮影 ラジオが好きな人なら誰もが知っている大沢悠里さん(74)。関東地区で聴取率1位を続ける人気長寿番組、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」(月〜金曜午前8時半)が4月8日で終了すると、18日の放送中に大沢さんがリスナーに向けて話した。大沢さんの声を子供の頃から聴いてきたが、大沢さんはまさに「ラジオの職人」。リスナーからも「お疲れさまでした」とのメッセージが相次いだ。 ゆうゆうワイドは1986年4月開始だから、まもなく30年。だが、大沢さんは72年から「土曜日です おはよう大沢悠里です」、その後は平日午後の「大沢悠里ののんびりワイド」と、なんと40年以上、TBSラジオの生ワイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く