世間では「シン・ゴジラ」が話題を呼び、「君の名は」が興行収入100億と言われる中で、 映画館に出向くことのない私が足を運んだのが「聲の形」でした。 初めてこの作品に出会ったとき、心臓を鷲掴みにされたのを鮮明に覚えている。 あれから約3年が経つのに、まだ心の片隅に将也と硝子の2人が居るんです。 咲にハマっていなければ、危なかったと思う。 映像は129分で綺麗にまとまってはいるものの、なぜそうなのか。の過程や、周りの登場人物の心理描写がかなり省かれているため、初めて観る人にはどれだけ伝わるのかは正直わかりません。 けれどこの作品は、可哀想な障害者に手を差し伸べて満足する感動モノとは全く違います。 他人との関わりを閉ざした主人公の再起物語であり、 「聲の形」のタイトルは、耳の聞こえないヒロインのものだけでなく、彼が聞く感じる声の形です。 映画はみるべきか?と聞かれたら、私は全七巻の単行本を薦めた