りそな銀行は17日、東京本社の社員約1800人について、部署をまたいで新たなチームを編成し、社会貢献活動などを行う「社内町内会制度」を立ち上げたことを明らかにした。縦割り意識を排除して横の連携を強化し、本業での作業迅速化や効率的な組織運営などにつなげたい考えだ。日本の大企業では珍しい取り組みで、今月末に本格的に動き出す。 「町内会」は、社員番号の末尾数字が同じ社員ごとに編制し、細谷英二会長ら役員も参加。たとえば社員番号の末尾が4の細谷会長は「4番地町内会」に所属する。町内会は1〜9までの9つあり、細谷会長は全体をみる「総代」。岩田直樹社長や副社長は「番地町内会長」と呼ばれる町内会のリーダーを務める。 りそなホールディングス(HD)とりそな銀行は5月に東京本社を千代田区大手町から江東区木場に移転したばかり。地域密着型を目指し、地元となる江東区の町内会にも加盟した。 社内町内会制度は、下町情緒