パナソニックは2月3日、2012年3月期連結最終損益(米国会計基準)が7800億円の赤字(前期は740億円の黒字)に膨らむと発表した。 ……中略…… 12年3月期の赤字額が従来予想の4200億円から7800億円に拡大するのは、09年に三洋電機買収で発生した「のれん」と呼ぶ資産の減損処理として新たに2500億円の損失を計上することが主因だ。(日本経済新聞 2012年2月4日朝刊より) パナソニックが、業績予想修正を発表しました。従来予想から赤字額が増加した原因として、「のれん」の処理による損失計上が挙げられています。 この「のれん」という言葉は日常でも使いますが、会計の専門用語としても使われるのをご存じでしょうか? 今回は会計的な意味での「のれん」について解説します。 【1】ドラえもんの価格はおいくらですか さて皆さんは、ドラえもんを購入するなら、いくら払ってもいいと考えますか? 考え方はい
北海道・釧路漁港で、「カラナシアシダケガニ」の出荷が最盛期を迎えた。これから3月上旬にかけて全国に出荷される。今年は前年より約35%多い約3800トンが水揚げされたことから、価格も例年より安くなる見込みだ。 オホーツク海に多く生息するカラナシアシダケガニは、見た目はエビのようだが、実際は毛ガニの一種で、スベスベマンジュウガニと並ぶ「珍名ガニ」として知られる。その名の通り、尻尾を除いて本体は殻に覆われておらず、一見したところカニの剥き身に非常によく似ている。味はタラバガニに近く、肉厚で甘みが強いのが特徴だ。 カラナシアシダケガニの人気の理由は、普通のカニと違い、食べる際に殻を割ったり身をほじくり出したりすることなく、水揚げされた状態のまま、さまざまな料理に使える点だ。また殻を割るための人件費が抑えられることから、最近は低価格を売りにする回転寿司業界からの需要も大きい。 カラナシアシダケガニを
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