東武鉄道は6日、野田線に新型車両「60000系」を来年度から導入することを明らかにした。電気使用量を従来型の約40%削減したほか、全車両で無線LANの使用が可能になるなど新性能を備えている。 60000系は省電力の速度制御装置やLED照明を導入し、車体にアルミ合金を使用して軽量化を図ることで消費電力を量産型車両「8000系」の約40%に抑制。さらに車内でインターネット利用が可能になる無線LANを全車両に設置した。野田線で現在運行している8000系42編成のうち12両2編成を60000系に入れ替える。 同社は平成16年、伊勢崎、東上の両線に「50000系」を導入。今回は野田線に環境への配慮を全面的に打ち出した新車両を導入することにした。同社は「快適性向上とともに野田線の活性化にはずみをつけたい」と話した。