ピアニッシモで演奏するところは フォルティッシモ以上の力を使いました ――『SPARK』というアルバム・タイトルは、どういうコンセプトで付けられたんですか? 「人が生きているなかで、心の動く瞬間がいろいろあると思うんですよ。〈わっー!〉ってなるような衝撃が核となって、いろんな物語が始まることもあるだろうし。そんな衝撃から始まる物語みたいなものを作りたいなと思ったんです」 ――前作の『ALIVE』(2014年)では、16分の27拍子なんて曲もありました。『SPARK』も変拍子の曲がいくつもありますね。 「今回も3人で集まってリハーサルをしたときから、凄く難しい曲がいくつもあったんですけど、ツアーでずっとこのアルバムの曲を演奏していたから、スタジオ入りする前に身体の中にどんどん曲が入ってきて、そういう状態でレコーディングに臨めたので良かったです。演奏者が難しいと思っているものは、リスナーにも難