4月1日、次代の音楽ビジネスを担うことを目的に開催される、ニューミドルマン養成講座(東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ主宰)が第6期開講を記念した特別企画座談会を開催。講座にてゲスト講師を務める業界の先端で活躍する4名が集結。宇多田ヒカルのプロモーション担当の梶望、著書『ヒットの崩壊』が業界内外で席巻している柴那典、デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ、本企画のオーガナイザーである山口哲一を加えて、アーティストとテクノロジーの未来を語り合うなか、アーティストとWEBメディアの関係に疑問を投げかけ、その将来あるべき姿を探った。 ポストニュースサイト最適化 ▲柴那典 柴那典:僕からは「ポストニュースサイト最適化」をテーマに上げさせていただきました。当初、今回の座談会全体のテーマとして「2017年」というお題をいただいたのですが、それを聞いて、最初に思い出したのがちょうど10年前の20
結論: アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善に名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社が個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。 また、直接取引をしたところで流通が改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。 在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。 長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。 その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。 取引正味の現状 現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。 出版社から取次への引渡
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く