もはや宮崎駿研究は、多くの専門家やマニアがいるし、私の出番はないだろうが、今、宮崎作品がらみの仕事を進めていることもあるので、古典的文献を中心に、いくつか挙げてみたい。 ●「宮崎駿イメージボード集」 著 者: 宮崎駿 出版社: 講談社 刊行年: 1983年 定 価: 1300円 「少年マガジン別冊」というムックとして刊行されたものだが、「もののけ姫」原型の絵物語の初出本であり、後の宮崎作品のイメージに直結するスケッチが多く収録されたフルカラー画集。 原典主義に則るとすれば、本書から得られる情報は非常に多いと思われる。 古書のみでの流通だが、まんだらけではたまに見かける。しかし、初版・美本であれば1万円を超える。コレクターアイテムとして求めるのでなければ、多少傷みのあるものを数千円程度で買い求めるほうが得策。 ●「天空の城ラピュタ絵コンテ集」 著 者: 宮崎駿 出版社: 徳間書店 刊行年:
![宮崎駿研究 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/515809f386db3322dfb87d316e810fa6d7480aa1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Ft%2Ftsugata%2F20080530%2F20080530004455.jpg)