11日付の米紙ワシントン・ポストによると、米連邦捜査局(FBI)が通信会社への料金を滞納し、たびたび通信傍受用回線の使用を止められていたことが分かった。司法省の監査報告書で明らかになった。 FBIのスポークスマンは経理手続きに不備があったことを認めたが、回線が遮断された場合でも、料金を支払った後に傍受した情報を得ることができ、捜査に支障は出ていないとしている。 監査の対象となった約1000件の請求書のうち、半数以上が期限内に支払われていなかった。中には6万6000ドル(約720万円)に上る請求書もあった。 FBIはテロ容疑者や犯罪組織の通信を盗聴するため、これらの回線を使用している。(共同)