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ブックマーク / morningrain.hatenablog.com (4)

  •  『ヴィヨンの妻』 - 西東京日記 IN はてな

    映画の日ということで新宿ピカデリーで見てきました。 新しくシネコンとなった新宿ピカデリーは客の誘導のシステムが悪くて「なんだかなー」ってところもあったけど、映画は面白かったですし、前半を中心にけっこう笑えた。 知っての通り「ヴィヨンの」というのは短編なので、これをどうやって2時間近くの映画にしているのかと思いましたが、原作のセリフと筋を生かしつつ脚が上手く話を膨らませている。 特に浅野忠信演じる太宰(劇中では大谷)が上手く描かれていますね。 今までの太宰はあまりに深刻な破滅型人間として描かれていることが多かったのですが、浅野忠信の演じるこの太宰は、どうしようもなさに中にユーモアがあるという、ひどいんだけどどこかしらに魅力を持った人間。夫木聡をつけるシーンなんかは最高だと思います。 とにかくこの太宰の造形が上手いって思いました。 この映画を見ると、今までの太宰は偉大すぎたり、深刻すぎる

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  •  2009年総選挙雑感 - 西東京日記 IN はてな

    民主圧勝、自民の歴史的大敗でしたが、自民の敗北は当然と言えば当然。 前回の郵政選挙で国民は小泉改革を支持したわけだから、それを否定したら票が逃げるのは当然でしょう。 今回、みんなの党が意外に善戦していて5議席獲得。近畿と東海の比例で単独の候補者を立てていれば社民党と同じ7議席を考えると、マスコミでは否定的なトーンで語られていても小泉改革の支持者はまだけっこういると思います。 前回の自民の獲得議席の100議席くらいは「小泉票」で、自民はマイナス100議席からの戦い。自民の執行部からするとそこからスタートでも200前後は何とかと思っていたのでしょうけど、そこからさらにマイナス80。 今まで支持団体の衰えを小泉人気と公明党の選挙協力で補ってきた自民ですが、もはや支持団体というのも名前だけでほぼ影響力もないもない団体だということが露呈してしまった感じ。 公明も日で唯一組織力のある団体でありながら

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  •  おそるべし!昭和天皇(山田朗『大元帥・昭和天皇』) - 西東京日記 IN はてな

    山田朗『大元帥・昭和天皇』は軍のトップとして昭和天皇がいかに戦争に関わったかということを明らかにした。実は著者の山田朗先生は僕の大学時代のゼミの先生でして、この『大元帥・昭和天皇』も大学時代にパラパラと読みました。で、最近また興味が出てきちんと再読してみたわけですが、昭和天皇すげえ! アジア・太平洋戦争の日軍において、一番的確な戦略眼を持っていたんじゃない? 対米開戦時において「三ヶ月位にて片付ける」と言った杉山参謀総長に対して、支那事変は一ヶ月位にて片付くと言ったではないかと指摘し、さらに「支那は奥地が開けており」と弁解を始めた杉山参謀総長に対し、「支那の奥地が広いといふなら、太平洋はなほ広いではないか」と行ったケース(142ー143p)など、昭和天皇が開戦時において比較的冷静な見方をし、対米戦に不安を抱いていたことなどはそこそこ知られていることだと思いますが、実は昭和天皇は実に細か

     おそるべし!昭和天皇(山田朗『大元帥・昭和天皇』) - 西東京日記 IN はてな
    tanipro
    tanipro 2009/04/14
     ほほう、これは読もう。
  •  『フロスト×ニクソン』 - 西東京日記 IN はてな

    「絶対に観なきゃ」というほどの思い入れはなかったけど、観てみたらこれはいい映画。 1977年に放送されたイギリスの司会者デヴィッド・フロストによるニクソン元大統領のインタビュー番組を描いた映画で、元は舞台で上演されていた劇。ですから、派手なアクションとかはないですし、基的にはインタビュー番組をなぞる形で映画は進みます。 けれども、これがスリリング! 切れ者で議論に強く、心理戦にも長け、弁護士としての輝かしいキャリアもあるニクソン。そんなニクソンにトークショーの司会者であるフロストはインタビューの序盤、押されまくるのですが、どうやってその状況を逆転したのか?そして、最後にテレビに映し出される政治家としてのニクソンの最後。ニクソン対ケネディのテレビ討論の神話も含めて、メディアを考える上でもニクソンというのは外せない人物ですね。 また、この映画を観ることでニクソンの人間性みたいなものも少しわか

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