※前編はこちら 多くの反対意見がある中、鳥取インターハイのサッカー会場として1995年に新設された、『バード』ことバードスタジアム(現在の名称は『とりぎんバードスタジアム』)。同年10月に初めてJリーグの試合が開催された翌年からも、広島や京都のホームゲーム会場のひとつとして、年に2、3試合はJリーグや天皇杯などが行われた。建設に尽力した鳥取市教育委員会事務局体育課の課長補佐兼スポーツ係長、乾秀樹さんも、一人のサッカーファンとして、そうした試合を楽しんだ。2002年には、日韓ワールドカップに臨むエクアドル代表のベースキャンプ地となり、セネガル代表との国際Aマッチも開催されている。 しかし、徐々にJリーグや天皇杯の誘致が難しくなり、03年以降は大きく減少。『Jリーグの開催が地元の活性化にもつながる』という、当初の建設意義が問われる状況になっていた。ガイナーレ鳥取は、前身のSC鳥取が01年か