1. 「AI依存」に着目する意義――孤立の増加今後の先進諸国では、少子化によって人手不足がますます進み、AI(人工知能)の活用がますます必要になる。とりわけ、高齢化がすでに世界一進んでいる日本は、AI活用も世界一で進めていく必要があるだろう。 AIの発達と普及に伴う問題として、「誤認による事故リスク」「著作権の侵害リスク」「各種バイアスの拡大リスク」「家庭教師AIが子どもの発達に与える影響」などが考えられる。 それらの問題も重要だが、本稿で考えたいのは、それらとは異なる「AI依存」という心理的かつ社会的な現象だ。 G7諸国では共通して、誰にも頼ることができない「(社会的)孤立」状態にある人が、(新型コロナ流行以前から)増えている傾向にある(グラフの太線)。 人々の移住が増え、地域での人づきあいが減り、代わりに増えたオンラインでのつながりも不安定であるからかもしれない。高齢化も関係しているだ
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