1月7日付拙過去記事 に入手したと書いた岡真理『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房) を読了した。2023年10月20日京都大学と同10月23日早稲田大学における講演をまとめた緊急出版とのことで、読みやすかった。 ただし一度読んでおしまいにはできまいし、またこの一冊だけを読んで満足しているべきではなかろう。 私が本書を読み終わったのとほぼ同じタイミングで、次のwebニュースが飛び込んできた。直視をためらわれるような記事であった。 digital.asahi.com なぜ足を失う子どもが多いかについて、『ガザとは何か』P95の記述を強く想起した。2018年にガザで「帰還の大行進」という大規模なデモが行われた際、イスラエルはこの平和的に行われたデモに対して武力による攻撃を行ったという。 こうした攻撃の時、イスラエル軍は、若者の足を積極的に狙います。バタフライ・ブレットとい