7月21日の参議院選挙投票日を目前に、選挙カーによる騒音問題が今回もまた浮上し、ネットやメディアで議論が繰り広げられている。 11日にはタレントの吉木りさが、選挙カーの大音量で昼寝をしていた保育園児たちが起こされ、泣き出してしまうといった現状の報道に「逆効果でしかない。投票する気が失せる」と苦言を呈した。他にも「夜勤のある仕事だから本当につらい」「騒がしさで頭痛がする」など、騒音被害を訴える声がツイッターなどで数多く上がっている。 また、大音量で強引に有権者の注意を引きながら、発しているのは名前連呼だけ、という内容のなさにも、「意味がないからやめてほしい」と批判の声が上がっている。 選挙カー騒音はこれまでも選挙のたびに問題視されてきた。それでも取り立てて進展がないまま、日本では選挙の風物詩のようになっているが、筆者が10年以上暮らしたイタリアでは見かけたことがなかった。 選挙カーは海外にも