過労死に関する以下の本を読んだ。 過労死: その仕事、命より大切ですか 過労死ゼロの社会を―高橋まつりさんはなぜ亡くなったのか 1つ目の本は過労死した複数の方の遺族へのインタビューを元に書かれた本である。 正直、最後まで読むのが辛かった。 裁判で勝利し、どんなに賠償金をもらっても解決なんてしないってこと。 残された遺族は、これから何を希望として生きていけば良いのかということ。 怒り、悲しみを背負いながら、それでも生きていかなければならない遺族の苦しみが文章を通じて伝わってきた。 ブラック企業は消えて無くなれ。消滅しろという感想しか出てこない。 2つ目の本は電通で過労死した高橋まつりさんに関する本である。 本の表紙には、母と娘が仲良く並んで写っている姿がある。 わずか24年という短さでこの世を去ってしまった彼女。 SNSに残った彼女の悲痛なSOSのメッセージや上司からのパワハラ発言が掲載され