ひょんな事からついた嘘により、とんでもないドS男子に振り回される事になった主人公・エリカのドタバタを描いたラブコメ『オオカミ少女と黒王子』。 二階堂ふみさんと山﨑賢人さんをダブル主演に迎え、『娚(おとこ)の一生』『ストロボ・エッジ』など数々の恋愛映画を手掛ける廣木隆一さんが監督を務めています。少女漫画原作の映画は数あれど、“壁ドン”等の胸キュン仕草に頼る事無く、丁寧な人間描写が魅力な本作。廣木監督に作品について、恋愛映画を撮る心がけなど色々とお話を伺ってきました。 ―本作とても楽しく、そしてときめきながら観させていただきました。映画がはじまってすぐの長まわしのシーンがとても印象的ですね。 廣木監督:「普通の女の子」が主人公の映画にしたいなと思ったので、渋谷の街から学校へのシーンは続けて。冒頭から10分くらいずっと女子高生達が走るシーンが続きますが、それはやりたくて。 ―女子高生達の会話がと