最近ネコノミクスと呼ばれる、猫需要の拡大がメディアによってさかんに紹介されている。なんでも、ここ数十年のうちに犬を飼う家庭は減っていく一方、猫を飼う家庭が増え続けているというのだ。 テレビでは「猫は犬とちがって散歩に行く必要もなく、手が掛からない」といい、猫の飼育を視聴者に勧めている。ああいう特集を見ていると「おいおい待ってくれ」と言いたくなる。 大前提として、ペットを迎え入れるということは、家族が増えるということだ。家族を家に新しく招き入れるときに、「手間がかからない家族がいいなぁ」と思う人が、果たして正常だろうか? 僕はそうは思わない。 猫は手がかかる!金もかかる! テレビの影響力は割と馬鹿にならない。ネコノミクスなる一時の特需にほだされる形で、知識のない人まで猫を飼おうとしている傾向が見られる。 しかし、大前提として猫を安心、安全な環境で飼育するには、家の中をしっかり整頓する必要があ