ニューヨーク(CNN) 国連安全保障理事会は27日、スーダンのアビエイに4200人の平和維持活動部隊を派遣する決議を全会一致で採択した。 決議によると、兵士4200人と警察官50人などで構成する「国連アビエイ暫定治安部隊(UNISFA)」を半年の予定で派遣し、スーダン政府軍と南部側のスーダン人民解放軍(SPLA)の配備状況の監視・確認に当たる。 スーダンでは南部の独立を7月9日に控え、政府軍とSPLAとの間で南北の境界をめぐる衝突が激化。両者は第三者による監視が必要との判断で基本合意し、アビエイへの平和維持部隊派遣を認める合意文書に1週間前に調印した。 クリントン米国務長官は安保理決議の採択を歓迎し、「アビエイは長年にわたり、地域に緊張をもたらしてきた」「われわれは関係者に即時停戦を求め、衝突の影響を受けた罪のない民間人に人道支援を届ける活動のための自由なアクセスを求める」との談話を発表し