日本から直行便で12時間半。日本人にとっては、むしろ「悲劇」の場所としてなじみのあるカタールの首都ドーハには、ドバイやアブダビ同様に近未来的な高層ビルが建ち並びます。 空港から外に出ると1月でも強い日差しにさらされ、くらくらするほど。この国で2022年のサッカーワールドカップが開催されます。 私が向かったのはドーハ郊外にある「ルサイル」という都市です。ワールドカップのメインスタジアムと、そのお膝元となる町をつくる工事が同時並行で進められているというのでその様子を一目見ようと取材を申し込んだのでした。 カタールは、アラビア半島からペルシャ湾に向けて突き出ている小さな半島の国です。人口は270万人。日本だと大阪市とほぼ同じ規模ですが、その8割から9割を外国人労働者が占めていて、カタール人は20万人から30万人程度といわれています。国の規模を考えると、ワールドカップの開催はまぎれもなく大きなチャ
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