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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (11)

  • 田中圭一制作総指揮のマンガ作成ソフト、なし崩しで情報公開へ!: たけくまメモ

    先日の精華大学での講演で当日参加者のみに限定公開された田中圭一氏企画・制作総指揮によるマンガ作成ソフト「コミックシーケンサー コミPo!」ですが、正式なマスコミ公開は15日に予定されています。ところが昨日、関係者限定で公開されたコミPo!のデモサイトのURLが、伊藤ガビン氏によってツイッターに流出、これを村上隆氏がリツイートしたことから、あっという間にネットで話題になり、なんと田中氏が勤務するウェブテクノロジ社のサーバーが落ちる事態となりました。 田中氏とウェブテクノロジ社は、急遽情報を解禁することとし、公式サイトおよびデモムービーを載せたYOUTUBEのURLを公開することにしました。「たけくまメモ」でも公開してよろしい」との許可が出ましたので、予定より10日ほど早く公開することにします。百聞は一見にしかずで、下のデモ映像をご覧ください。 http://comipo.jp/ ↑コミPo解

  • 電子出版ははたして儲かるのか?(1): たけくまメモ

    結論から書けば、今後よほどのことがない限りは儲からないと思います。「トントンにする」だけなら、不可能ではないと考えますが、投下資金と回収のバランスを取るまでには、しばらく時間がかかるでしょう。しかしそれでも、出版界は、電子出版に活路を見いだすしかないというのが俺の考えです。 電子出版といえば、今、俺の周囲では多くの会社や個人作家が参入機会をうかがっていますが、そちらのほうが儲かるから、参入したがっているというわけでもないようです。「紙の」はジリ貧の一途なので、このまま座して死を待つくらいなら、いっそ電子出版に進出して、儲かるかどうかは後で考えたい、というのが実情に近いのではないでしょうか。溺れる者藁をもつかむ、です。 「紙マンガ」の現状はいよいよすごいことになっております。多くのマンガ雑誌は、かりに単行がそこそこ出ていても、雑誌の赤字が単行の利益を大幅に上回っているという状態がもう数

  • マンガ原稿紛失とその賠償額について: たけくまメモ

    ↑魔法なんて信じない。でも君は信じる。 () えー、これは珍しいですよ。どう珍しいかと言いますと、マンガ家が入稿前の生原稿を編集者に紛失され、その顛末をマンガにして出版したという、たぶんマンガ史上初めてのだからです。 俺がくどくど説明するよりも、アマゾンに掲載されてある担当編集者(このの)が書いた内容解説を添付したほうがてっとり早いと思います。 【内容紹介】 描き下ろしマンガ原稿が、出版前に67ページまるまる紛失!! この史上最大規模の原稿紛失事件の当事者が、顛末そのものをマンガ化!!!!! さらに気鋭の批評家・大谷能生氏による論考も併せて、この事件から見えてきた「マンガ」というメディアの質に迫る!!!! ●マンガはどのような要素によって描かれているのか? ●コピーされることによって広まる/力を得る作品の特徴 ●20世紀のポピュラー文化の再考と、そのなかに位置づけられるものと

    tarchan
    tarchan 2009/11/06
    出版界は「事前契約」を極端に嫌う世界
  • 竹熊君、“紙”はもう、ダメだよ…(後編): たけくまメモ

    これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。 A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたので

    tarchan
    tarchan 2009/09/02
    読子さんが聞いたら泣いて暴れそう...
  • 「ヱヴァンゲリヲン・破」深夜の緊急ラジオ: たけくまメモ

    えー、6月14日(次の日曜)深夜に氷川竜介・宮台真司・俺の三人で、TBSラジオで「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破』公開記念 深夜の緊急鼎談」を行います。 http://www.tbsradio.jp/life/2009/06/post_119.html 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」公開記念 深夜の緊急鼎談 出演 竹熊健太郎(編集家)    氷川竜介(アニメ評論家)    宮台真司(社会学者) コメント出演 林原めぐみ ほか司会 新井麻希 (TBSアナウンサー) 放送 6月14日(日) 深夜 1時半~4時 「序」の時にも宮台さんと俺で特番をやったんですが、今回はまだ映画が完成しておらず、試写会がギリギリまで間に合わないみたいなので、俺も宮台さんも何も見ないでしゃべらなければならないという非常事態に陥りました。 「新劇場版」からは新キャラが登場するなど、旧シリーズとはだいぶ異なった新展開が

  • 「担当がつきました」とはどういうことか: たけくまメモ

    多摩美や精華大で日々、マンガ家志望の学生と接していますと、中には新人賞に応募して、佳作や奨励賞に入賞した人がいるわけです。おめでとうございます。出版社主催の新人賞に入選すると、多くは担当編集者がつくわけですね。これは佳作や奨励賞のような次点の賞であっても、同様ではないかと思います。 それで、奨励賞を受賞して、俺に「先生、僕に○○社の担当がついたんですよ」と嬉しそうに報告してくる人もいます。その顔は、嬉しそうなだけでなく、誇らしげだったりもするんですが、そういう学生に会うたびに「ちょっと待て」と俺は思うわけです。 「ちょっと待って。その担当さんと、作品を掲載する話をしているの?」 と俺が尋ねると、 「いえ、ネームを持って行くと、見てくれます。雑誌に載る話は、まだありません」 と、だいたい同じ返事が返ってきます。 先日、精華大で学部長の竹宮惠子先生と話したときも、そういう学生の話題になりました

  • 『ヤッターマン』には困った: たけくまメモ

    三池崇史監督の実写版『ヤッターマン』を見てきました。見たら、感想を書こうと思っていたのですが、正直、困りました。 http://www.yatterman-movie.com/ ↑実写版『ヤッターマン』公式サイト 三池崇史は好きな監督です。俺と同い歳ですが、年に5~6は監督すると言われる通り、すでに膨大な作品があって、すべてを見たわけではありませんが『極道恐怖大劇場・牛頭』は映画史に残る傑作だと俺は思いました。 アウトローを主人公にしたハードボイルドな娯楽作品が多いですが、ノリが良すぎる演出で暴走することが持ち味で、ひとたび暴走するとあり得ない超現実的な領域にまで突っ走るので、カルトなファンも獲得している監督です。時に「やりすぎ」と思えるサービス過剰な演出が、マンガ的だったりアニメ的だったりするので、『ヤッターマン』のオファーも来たのでしょう。 三池監督はかつて『ゼブラーマン』という「ヒ

  • 漫画の製作方法が特許に?: たけくまメモ

    ある人からメールで教えてもらって知ったんですが、2004年に「PCで漫画を製作する方法」の特許が下りたんだそうですけど、これって当? それとも手の込んだフェイクなんだろうか。 http://banba.de-blog.jp/wadachi/2006/08/post_d8e5.html http://banba.de-blog.jp/wadachi/2006/11/post_fad3.html ↑のWADACHIさんのブログで紹介されてます。特許庁の公式サイトでちょっと調べてみたんですが、よくわかりませんでした。検索方法が悪かったのかな。 上のページで紹介されている特許申請の中身を読んでみると、ただ「PCを使って漫画を描いて、読む方法」のアイデアが列挙されているだけで、具体的な方法(プログラムなど)の中身については触れられてませんでした。こういうのでも特許として認められるのかな。 俺は特許

  • 不正コピー問題の意外な解決策: たけくまメモ

    昨日「オンライン出版を買ってみて」というエントリをアップし、オンライン電子出版の問題点(不正コピー防止のプロテクトによって、かえってとしては不便になる問題)について書いたところ、編集者のMさんという方からメールを戴きました。Mさん、ありがとうございました。 メールには、アメリカのプラグマティック・ブックシェルフ(Pragmatic Bookshelf)社という技術系出版社の試みについて、たいへん興味深い事例が書かれてありました。 http://www.pragprog.com/ ↑The Pragmatic Bookshelf 俺は英語が苦手なので、Mさんの解説をもとにざっと読んだだけなんですが、それでもこの会社がかなりユニークな試みをしていることはわかりました。 まずの購買ページを見ると、プルダウン・メニューが「PDF+PaperBook」になっており、ほかにpdfファイルオンリー

  • 斉藤舞子さんは凄かった(その1): たけくまメモ

    ←斉藤舞子さんから「たけくまメモ」に寄せられたレター 以前、7月くらいにちらっと告知したと思うんですが、俺とフジテレビアナウンサー・斉藤舞子さんとの楽しいトークがようやくネットコンテンツとしてアップされました(もちろん無料)。斉藤舞子アナは別名「最終兵器」と呼ばれているそうです。最初は意味がわかりませんでしたが、直接お会いしたところ、よ~~くわかりました。 フジテレビの公式サイトから行けるんですが、トップページだけですと、ほとんどの人がコンテンツまでたどり着けないと思いますので、直リンさせていただきます。 http://www.fujitv.co.jp/ana/BB/index.html ちなみに次のURLがコーナー全体のページで、その次のがフジテレビ全体のTOPページであります。TOPページから上のコンテンツをすんなり見つけられた人はエライです。 http://www.fujitv.co

  • 竹熊さん、インターネットはヤバイですよ。: たけくまメモ

    えーと、地デジ話の続きです。テレビ局や管轄官庁のお役人たちは、国民が「テレビを見なくなる」可能性をまったく考えてないのでしょうか。たぶん、ないんでしょう。しかしネットが発達している今、テレビから情報を得る必然性は相対的に低くなっているのは確かですよね。 もちろん「地下鉄サリン事件」クラスの大事件が突如発生したら、俺も即行でテレビをつけて、映像で確認したいと思うでしょう。13年前のサリン事件のときは、俺は朝のワイドショーを見ていてあの映像が飛び込んで来たので、テレビによっていきなり「体験させられた」わけですけど。 でも、そこまでの出来事は何年に一度しかありませんしね。しかも今は、たぶん1時間としないうちにネットに映像がアップされる。 インターネットがなかったら、俺がこんなエントリを書くことはたぶんなかったでしょう。 出版や放送を含め、インターネットはあらゆるメディアの「既得権益の構造」を破壊

    tarchan
    tarchan 2008/08/01
    テレビがないのは構わないけど、インターネットがないのは想像できないいわーw
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