池田信夫氏のコラムから始まった、日本の周波数割当に関する問題提起。孫正義氏がこれを受け、最後に原口大臣が 『携帯電波割り当てを「世界標準に」』 と発言したというニュースが流れ、孫正義氏へのツイートで応えるまでのログです。 ◆池田信夫氏:電波開放が日本経済を救う http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51408956.html 続きを読む
2010年04月16日11:41 カテゴリIT 総務省案では次世代のiPhoneもiPadも日本で使えない 海部美知さんの指摘するように、総務省が日本以外で使えないガラパゴス周波数を次世代携帯(LTE)に割り当てると、次世代のiPhoneもiPadも日本では使えなくなるおそれが強い。 最初にiPhoneが出たとき日本で使えなかったのは、3年前の記事でも書いたように、iPhoneの使っていたGSMの国際周波数(1.7GHz帯)を日本と韓国だけが使えなかったからだ。実はこのとき、日本でも1.7GHz帯のあいている帯域でGSMをサポートしようと私はあるキャリアに提案したのだが、総務省令などをすべて変更しなければできないので、断念した。 iPhoneが3Gになって日本で使えるようになったのは当たり前のことではなく、技術と周波数を3Gで国際的に統一したからなのだ。ITUでの10年近い大論争の結果、1
10月22日にACCESSが開催したカンファレンスイベント「ACCESS DAY 2009」において、「次世代ケータイはどこへ向かうのか?」と題したパネルセッションが開催された。主要携帯電話・PHSキャリアのキーパーソンが、それぞれの携帯電話市場に対するこれまでの取り組みと、グローバル化、オープン化を迎える業界の今後のあり方について議論を交わした。 Eメールこそがキラーコンテンツ 最初のテーマは「ケータイはどう生まれてきたか」。NTTドコモ執行役員プロダクト部長の永田清人氏は、10年前に携帯電話業界に大きな変化をもたらしたiモードについて、その2年前にパケット通信のシステムを導入していたからこそ実現できたと説明。さらに「ポケットにあるものを全て携帯電話に突っ込みたい」という考えから、財布やテレビ、カメラなどさまざまな機能を取り込んでサービスを拡充してきたと話した。 KDDI 取締役執行役員
総務省は8月11日、「電気通信サービスに係る内外価格差調査」の2008年度調査結果を発表した。 同調査は、電気通信サービス料金に関する状況を適切に把握する目的で、毎年度実施されている。東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ストックホルム、ソウルの7都市における、インターネット、固定電話、携帯電話、国際電話のサービスについて、2009年3月末時点のTTSレート(対顧客売外国為替相場)により、価格を比較している。 調査の結果、各都市において最も市場シェアが高い事業者を比較した場合、東京のDSLの月額料金は、NTT東日本の「フレッツADSLモア?+NTTぷららのフレッツ・ADSLセット」の場合が3370円となり、7都市においては平均的、ソフトバンクBBの「Yahoo!BB ADSL 50M」の場合が2938円となり、平均よりも低廉な水準となった。最も高い都市はデュッセルドルフの5
「超ガラパゴス研究会」。NPO法人ブロードバンド・アソシエーションが2009年4月に立ち上げた「IT国際競争力研究会」の俗称である。「日本の優れたIT関連商品やサービスが,なぜグローバル市場で競争力を持たないのか」をテーマに,その原因究明と解決策の提案を目的として設立された。2009年中に提言をまとめるそうだ。 委員長には,iモードの産みの親として知られる夏野剛慶應義塾大学特別招聘教授,委員には経済産業省の村上敬亮商務情報政策局メディア・コンテンツ課長,村井純慶應義塾大学教授のほか,コンサルティング会社,証券会社,通信事業者などの研究者や幹部などが並ぶ。すべて個人としての参加であり,所属企業の代表という立場ではないという。 ガラパゴス化とは「日本企業の技術やサービスが独自の進化を遂げた結果,世界標準とは別なものになった」という現象を指す。その例の最たるものは,携帯電話端末だという。世界市場
『佐々木俊尚のネット未来地図レポート』の2009年3月23日号(vol.032)をアップしました。現在配信中です。 タイトルは「モバイル動画市場でまたもガラパゴス化してしまう日本」。 以下、書き出しの部分を紹介します。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【いま何が起きているのか】 モバイル動画は現状ではケータイのメインコンテンツではない。なぜなら帯域の問題があるからだ。たとえば現行のiPhone 3GでYouTubeの動画を見ようとすると、帯域をセーブするために非常に劣った画質になってしまう。高画質でYouTubeを見るためには、無線LANに接続させる必要がある。 ネットのさまざま
ロンドンからの機内で、日本の新聞を手にしてしまったことがいけなかったのかもしれない。そこには、こんな東京都教育委員会の広告が載っていた。(機内でiPhoneを使って撮影した*1ものなので、写真が相当ひどいものであることはお許しいただきたい。) これを見た瞬間に私が思ったことは、この広告のキャッチコピーになぞらえるなら「本当に必要ないですか?子供にケータイ教育。」ということだ。 バルセロナでモバイルワールドコングレス(MWC)の会場を歩いて以降、もやもやと感じていた日本の携帯電話をとりまく課題が、この広告に対する何ともいえない納得のいかなさに触発されて、教育の問題に限らず整理できたので、書き留めておきたい。 バルセロナ、そしてその帰路に立ち寄ったロンドンの感想として、ますます日本のケータイを取り巻く状況のすべてと、世界の距離はどんどん開いていっているのではないか、という懸念を強くした。それは
さて、パラダイス鎖国は、文化や意識の面だけではない。私の専門分野である携帯電話の業界では、「パラダイス鎖国」現象が近年著しい。 1990年代半ば頃まで、すなわちアナログ(AMPS)時代には、アメリカでも日本製の携帯電話端末が活躍していた。私も最初に買った携帯電話はパナソニックだったのを覚えているし、NEC、富士通、沖、三菱電機などの電話機が店頭を飾っていた。この頃、アメリカの方が普及率は高く、技術やマーケティング面でもアメリカは日本よりも2年ほど先を行っている感覚であった。 しかし、その後デジタル化でアメリカはつまづいた。政府主導で業界標準を決めるのが嫌いで、日本のドコモ(当時はまだNTTの一部だった)のような明確な市場リーダーもいないアメリカでは、「いくつかある世界標準から好きなのを選んでいい」ということになった。この結果、TDMA、GSM、CDMAという3つの方式が乱立し、いずれもそれ
2008年も残り1カ月になりました。今年はiPhone 3Gが話題を独占したといっても過言ではないでしょう。そのフォルムやインターフェイスにはビックリ、発売日には行列が出来、何処まで出荷台数が伸びるのかといわれていました。 2009年はアンドロイド携帯の登場、そしてノキアがMVNOで日本市場に参入するという話もあります。いずれも移動通信業界の黒船を彷彿させる出来事です。まさに開国を迫る幕末に酷似しているかのようです。 日本のケータイ業界をガラパゴスに喩えられることがあります。閉ざされた中で成長したため、世界とは異なった進化をしてしまったというのだそうです。 そして今、黒船が開国を迫り、尊皇攘夷派は日本のケータイビジネスを世界と対等に戦えるように制度改革、規制緩和を実施する構図となっているようです。なるほど、文明開化の鐘が鳴り、日本もようやく近代化の道を歩いていけそうです。 ん…、何かおかし
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