今回の民主大躍進と自民党の歴史的惨敗を受けて、ネット世論の信頼度を疑う声があちこちから上がり始めている。確かに2chやニコニコ動画に代表されるネットコミュニティを一見すると、自民支持が多いように錯覚してしまうかもしれない。とくにニコニコ出口調査の結果など、あの憂国番組"チャンネル桜"でもありえないぐらいの自民圧勝となっていて、あきれを通り越して失笑を禁じえないレベルだ。しかしこれをもって「ネット世論はずれていた」「信頼できない」「敗北した」と断定してしまうのは短絡的というべきだろう。ネットコミュニティはその性質上コピペや自作自演に影響を受けやすい。コピペや声の大きいノイジーマイノリティが支配的なネット界隈において、単純に意見の占有度合いだけを見れば声の大きいほうが支配的に見えるのは当然だ。しかしそういったノイズを廃して注意深く主張を読めば、ネットにも世間と同じように民主支持の意見を述べてい
先日お伝えしたフランスのスリーストライク法案が、上院でも可決され、スリーストライク法を後押ししてきたサルコジ大統領の署名を経て成立することとなった。 この法案は、違法ダウンロードユーザーに2度警告し、3度目の違反でそのユーザーのネット回線を切断するというもの。High Authority of Diffusion of the Art Works and Protection of Rights on the Internet(Hadopi)という新たな政府機関を設け、この機関が違法ダウンロードユーザーの身元を突き止めて警告する。2度警告を受けても違反を続けたユーザーは、最高で1年間インターネット接続を停止される。さらにブラックリストに載せられて、別のISPに移行したり、新しいアカウントを取得したりできなくなる。 違法DLでネット切断の「スリーストライク法案」、仏議会で可決 - ITmed
フランス議会は現地時間4月9日、インターネット著作権侵害対策法案を大方の予想に反して否決した。 先週議会の事前承認を得た「Creation and Internet(創造とインターネット)」法は、著作権によって保護されたコンテンツを不法にダウンロードしたユーザーに対し、インターネットサービスプロバイダー(ISP)が段階的な対策を講じることを義務付けるものである。ISPはそのような行為を犯したユーザーに対し、3回の警告の後、その個人のインターネットアクセスを最大1年間禁止することができる。 Associated Pressによると、同法案は可決されるものと思われていたため、同法案の最終投票に出席した議員はほんのわずかであったという。社会党が率いる同法案の反対派らは、反対21票、賛成15票で同法案を否決した。 Nicolas Sarkozy大統領が所属する与党国民運動連合(UMP)とRecor
政府は3月10日の閣議で、いわゆる「ダウンロード違法化」などを盛り込んだ著作権法改正案を閣議決定した。ネット時代への対応を主眼に置いた改正案で、今国会に提出し、来年1月1日の施行を目指す。 改正案では、違法録音・録画物を違法と知りながらダウンロードする行為を禁止。違法着うたの広がりなどに対応した規定で、罰則はない。 検索エンジンのキャッシュや、データバックアップのためのキャッシュは著作者の許諾を得ずに行えると規定。検索事業者は日本国内にサーバを置けるようになる。 海賊版DVDなどをネットオークションに出品する行為を禁止する規定も設けた一方、美術品などをオークションに出品する際の写真のネット掲載は、著作者の許諾なしでできるようにする。 国立国会図書館に納本された書籍の電子アーカイブ化や、言語処理研究などデータ解析に必要な複製、障害者向けに文字情報を音声化/音声情報を文字化して配信する行為も、
現在の法律では違法に音楽や映画などをアップロードすることを規制し取り締まっているが、ダウンロード側も違法になるという案が国会に提出されることになった。このダウンロード違法化について、ネットユーザーはどのように考えているのだろうか?意識調査を行い、20代から40代を中心とする男女424名の回答を集計した。 ダウンロード違法化案が国会に提出されることについては、全体の60.6%が「知らなかった:今知った」と答え、認知率は39.4%。男性は46.1%と女性より約15ポイント高く、20代では53.8%と半数を超える認知率をみせた。 ダウンロード違法化に賛成か?反対か?の問いには、全体では「良く分からないが反対」が16.3%、「基本的に反対」が46.5%で、合わせると62.7%が反対派。男性や20代、40代では7割前後の高い割合となっている。 賛成派の理由について自由回答形式で聞いたところ、「著作権
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