高市首相は被害が八代市鏡地区ほど甚大ではないエリアの氷川中学校を視察した。=3日、熊本県氷川町 撮影:田中龍作= ドブ川に家屋が崩れ落ち、神社の鳥居はちぎれて落ちている…今回の震災でひときわ被害が大きかった八代市鏡地区。避難所にあてられていたのは鏡小学校体育館だった。 避難民はクーラーのない蒸し風呂のような体育館の堅い床の上で雑魚寝を強いられていたのだった。 田中の案内役を務めてくれたドライバー氏は、「高市首相の視察先はてっきり鏡小学校の体育館だろう」と思い込んでいた。少なくともけさ(3日朝)の時点までは。 ところが高市首相が視察することになったのは、隣町の氷川中学校だ。それも体育館ではなく教室だ。エアコンも効いていて、全員に段ボールベッドがあてがわれていた。 この時点で田中は視察がニセモノであることに気づいた。被災住民の実情なんて分からないのだから。 氷川中学校の校長室で高市首相は被災し

