母乳と乳児用粉ミルク[編集] カルニチンは母乳にも含まれている成分で、乳幼児の成長因子の1つである。このため、母乳代替用の粉ミルクでは、カルニチンの添加がCODEXにより国際的に推奨されている[8]。先進国ではこの基準に準じているが、日本は法規制によってそうではないためカルニチン欠乏症に注意が必要である[9]。 医薬品[編集] カルニチンは医薬品としても使用される場合がある。ただし、DL-カルニチンで良い場合と、L-カルニチンを用いる場合がある。 消化管運動機能調整薬[編集] ラセミ体のDL-カルニチンを塩酸塩にして、注射剤にした製剤を、消化管機能の低下が原因と考えられる症状に対して、胃腸薬として用いる場合がある。例えば、消化管の手術後などのように、消化管の動きが悪くなった際に用いる。この目的には、例えばアクラトニウム (aclatonium)やカルプロニウム (carpronium)が用