地位や学歴に固執し、ネットでもマウンティング。若い部下からは疎まれ、家族からも孤立する。ウザい、臭い、面白くない……「おじさん」を嫌う言葉は世にあふれている。「地震・雷・火事・親父」、かつては畏怖・尊敬の対象だった中高年男性たちは、なぜ冷遇されるようになってしまったのか? 自身を「おじさん」と公言するTBSの看板アナウンサー、安住紳一郎(47)に、「令和版・おじさんの取り扱い説明書」を聞いた。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部、文中敬称略) TBSアナウンサー、安住紳一郎。昨年から“TBSテレビ総合編成本部アナウンスセンター局長待遇エキスパート職”というなんとも長い肩書の役職に就き、“サラリーマンすごろく”の目を順調に進めている。もうすぐ48歳。「おじさん」が嫌われる現在の風潮について話を聞きたいと事前に伝えたところ、インタビューの場に現れた