原稿全文を細かく添削 批判ではなく、生かせる点を意識 東京オリンピックの開会式で、13分間に上るスピーチが「長い」と揶揄された国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長。スピーチは英語でしたが、日本語訳を元に「違和感の正体」を分析したスピーチライターがいます。「感謝の言葉が多すぎたため聴衆が飽きた」「雰囲気が良い言葉の飽和状態」など七つの指摘に、SNSでは「分かりやすい」「ためになる」といった反響が広がっています。 原稿全文を細かく添削 「オリンピック開会式のバッハ会長のスピーチ、『長かった』との感想を多く目にしました。みなさんの違和感の正体が、スピーチのどのような技術に由来するのか、スピーチライターの視点で分析してみました」 こうした文言とともにスピーチの添削をTwitterやFacebookに投稿したのは、スピーチライターの千葉佳織さんです。 オリンピック開会式のバッハ会長