MUSIC Column YMO 細野晴臣が咄嗟に言ったひとことから始まった、類い希なる“オーケストラ”。 2019.06.07 YMOを語る場合、細野晴臣を中心にも語れるし、高橋幸宏を中心にも語れるし、坂本龍一を中心にも語れるだろう。YMOという、日本の音楽史上の“最高峰”には三つの登山口があり、それぞれの景色は微妙に違う。 ところで彼らはバンドなのか、グループなのか、はたまたユニットなのだろうか? 合体すれば類い希なる機能を発揮する一方、個々において独立したものを有する(要するに、ソロでも活躍できる)点から言えば、ユニットと呼ぶに相応しい。実際のところ、YMOとして活躍していた期間にも、3人は事実上、合体と解体を繰り返しているのだ(いま現在も)。 ファースト・アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』が出たのは1978年の11月である。同年4月には、細野のソロ・アルバム『はらいそ』が
ANIME Interview 「原作があるなら最後までアニメ化したい」 アニメ「〈物語〉シリーズ」の10年を総監督・新房昭之が振り返る 2019.05.18 2009年7月に放送がスタートし、いよいよ10周年を迎えるアニメ〈物語〉シリーズ。ここではその最新作『続・終物語』の放送・リリースと、5月11日に幕張メッセで行われた10周年記念イベント「〈物語〉フェス ~10th Anniversary Story~」の開催を記念し、シリーズ総監督・新房昭之へのインタビューを敢行した。業界全体にも大きな影響を与えたアニメ〈物語〉シリーズの10年とは? 取材・文 / 山下達也(ジアスワークス) アニメ「〈物語〉シリーズ」ファイナルシーズン、ついに完結! まずはアニメ『続・終物語』の制作、お疲れさまでした。アニメ『化物語』(2009年)から数えて約10年。原作「ファイナルシーズン」までを完走した感想を
ANIME MUSIC Review “ベストアニソン5選”で振り返る2017年のアニソン・シーン。音楽評論家/音楽プロデューサー・冨田明宏が選んだ珠玉の楽曲とは? 2018.03.13 2018年に入ってから2カ月あまりが経つが、ふと振り返ってみると昨年もアニメソングには数えきれないほどの名曲があった。アニメが放送される1クールごとに作品も話題もあっという間に移り変わってしまう今、少しだけ立ち止まって、昨年一年を通して評価される優れた楽曲をあらためて聴いてみたい。そんな思いから、今回はアニメ音楽専門誌『リスアニ!』に携わる音楽評論家/音楽プロデューサーであり、エンタメステーションでも数多くのアーティストを取材している冨田明宏さんに2017年のアニソンを振り返ってもらった。「3曲だと少なすぎる。10曲だと逆に広すぎる」というバランスから厳選された、“2017年の5曲”にぜひ耳を傾けてみてほ
それはバンドブームが第2フェイズに移ろうとしていた頃のことだった。1985年にハウンドドッグとレベッカがブレイクして、バンドブームは始まった。それに続いてバービーボーイズやTMネットワークなど、85年以前にデビューしていたバンドがブレイクする。BOØWYもそうしたバンドの一つだった。その後、ブルーハーツやユニコーンなど、85年以降にデビューしたバンドが人気を得て、バンドブームはピークを迎える。 そんな世代交代の真っ最中の87年12月24日のライブで、BOØWYが解散を発表。今、思えば、このライブが日本のバンドシーンが第2フェイズに移行する重要な分水嶺だったと思う。同時に空前絶後の事件でもあった。なぜ事件なのかと言えば、バンドブームにおいて頂点を極めたバンドの最初の解散であり、周辺の事情に一切関係なく、純粋にメンバーの意志による解散だったからだ。僕はこの事件以降、これほど潔い解散を見たことが
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