福島第一原発では、地下道(トレンチ)からの汚染水漏洩が問題になっているが、これに対し汚染水を凍らせることで漏洩を止めるという、いわゆる「氷の壁」という対策が実行された。しかし、凍結管を設置しても水が凍らず、さらにその後氷やドライアイスを投入しても効果が無かったことから、この対策を断念し別の手法に切り替えることを検討していると報じられている(MSN産経ニュース)。 凍らない理由は「水温が高いため」だそうだ。福島第一原発ではトレンチ以外でも「氷の壁」(凍土遮水壁)を使うことが検討されているが、そちらもうまく実現できるかどうか、暗雲が垂れ込めている状況だ。