コンビニエンスストア大手のローソンは24日、昨年末に買収した音楽・映像ソフト販売大手「HMVジャパン」と、チケット販売大手「ローソンエンターメディア(LEM)」を合併させる方針を固めた。娯楽関連事業を担う子会社を集約し、コンビニ事業と並ぶ収益の柱に育てる考えだ。 両社はいずれもローソンが全株式を所有している。HMVはCD市場の縮小から独自路線での生き残りを断念したが、ローソンにとっては若者への高い知名度や、500万人近い会員を持つネット販売の強さが魅力だった。LEMが運営する「ローソンチケット」と客層が重なるため、合併でイベントの企画からチケット販売、物販など幅広い分野で相乗効果が見込めると判断した。 ローソンは今春、事業を3グループに再編。コンビニ、海外に加え、娯楽・ネット事業を経営の核に据えた。新会社は今後、芸能事務所や音楽プロダクションと協力してタレントを発掘したり、CDやDVD