ヒトの判断を待たずに敵の兵士を殺傷する「ロボット兵器」の規制について、日本をはじめ各国の代表や専門家が話し合う国連の会合がスイスのジュネーブで始まり、直ちに禁止すべきだという声やヒトの意思が常に介在するよう開発を制限すべきだという意見が聞かれました。 この中で、議長国のインドの代表は、「ロボット兵器についての議論は人工知能や自動運転に国際社会の関心が高まっているからこそ重要だ」と述べて、会合を開くことの意義を強調しました。 また、日本の高見澤軍縮大使は、「会合での議論は、ロボット兵器の規制に向けて何が課題なのかを明らかにしてくれるだろう」と述べ、規制を検討するためには、ロボット兵器とはどのような特徴を備えた兵器のことを指すのか、国際的な共通認識が必要だと指摘しました。 このほか、チリやドイツなどの代表からは、直ちに禁止すべきだという声やヒトの意思が常に介在するよう開発を制限すべきだという意