6日午後2時半ごろ、福岡県福津市のJR鹿児島線の東福間駅構内で「軽乗用車が線路に転落した」と119番があった。県警宗像署などによると、車を運転していた同市の男性(70)が病院に搬送された。腰の骨を折るなど重傷だが、意識はあるという。列車との衝突はなく、駅利用者にもけがはなかった。 同署などによると、駅南口のロータリーに進入した軽乗用車が、ロータリーを曲がりきれずにそのまま直進したとみられ、歩道に乗り上げて駐車中のバイクなどをなぎ倒し、柵を突き破ってホームを越え、約7メートル下の線路に転落した。車は上下線の線路を塞ぐ形で止まった。 JR九州は、折尾―博多間の上下線で運転を見合わせたが、午後6時10分ごろ再開。特急、普通列車計74本に運休や遅れが出て、帰宅客など約2万1000人に影響した。