ウクライナ侵攻などの影響で高騰している「金」。そんな金が“意外な場所”で見つかりました。 (記者リポート) 「神奈川県相模原市の清掃工場、こちらで金が見つかったということです」 神奈川県相模原市にある「南清掃工場」。市内から集められた家庭ゴミなどを年間12万トン処理しています。早速、金が出てきたという場所に案内してもらいました。 (相模原市南清掃工場 寺内正己総括副主幹) 「こちらが『流動ガス化炉』です。ここでゴミを“蒸し焼き”にして燃焼しております。その底部に金と銀があるということが発見できました」 「流動ガス化炉」と呼ばれる焼却炉でゴミを燃やすだけで、金や銀が出てきたといいます。このガス化炉には500℃~550℃に熱せられた高温の砂が入っていて、そこで一般ゴミや粗大ごみの一部が蒸し焼きにされます。ゴミの多くはガスになりますが、電子機器類に含まれる貴金属などは比重が重いため、炉の底の砂に