ブックマーク / d.hatena.ne.jp/aureliano (6)

  • 音楽業界はなぜ縮小したか? - ハックルベリーに会いに行く

    音楽業界はなぜ縮小したか? を文系的に考察する。 「生活必需品としての価値の下落」音楽業界が産業として最も大きくなったのは(最も売上が高かったのは)1990年代半ばから後半にかけてとのことで、その当時ぼくは20代の若者だった。その頃のぼくの気分というものを振り返ると、CDを買って聞いていないと、ちょっと人間関係的にヤバいなぁみたいな雰囲気があった。というのも、一つには「つき合いのカラオケ」というのがあった。ぼくは特段カラオケが好きというわけではなかったが、仕事のつき合いでも、あるいはプライベートの合コンなどでも、カラオケに行く機会はよくあった。だから、そこで歌うための歌を仕込んでおく必要があった。そしてそれは、できれば流行りの歌が良かった。最新ヒットチャートを賑わしている歌を歌えば、周囲の評価が高かったからだ。だから、カラオケで歌うためのヒット曲のCDをよく買った。その頃に買ったのは、猿岩

    taro-r
    taro-r 2012/06/25
    特に目新しくもないし,アーティスト自身は,既にCD以外のビジネスを模索してる。ついてこれないのは音楽出版の方。
  • 2年間で講演を200回以上やったことによって見えてきた現代に欠如するもの - ハックルベリーに会いに行く

    『もしドラ』を出してから、ぼくは数えると200回近くの講演を行った。去年(2011年)はおおよそ3日に1回講演をしていた計算になり、それまでは一度もしたことがなかったので、これはぼくの生活を激変させるような大きなチャレンジだった。ぼくは講演をすることがそもそもの仕事ではないから、「講演をしない」という選択肢もあった(つまり講演をしなくても生活することはできた)。それでも(生活を激変させてまで)講演にトライしたのは、「そこに何かがある」という予感があったからだ。「そこに何かがある」という予感は、ぼくがロールモデルとしている『ハックルベリー・フィンの冒険』を書いたマーク・トゥエインが好んで講演会を行った、というエピソードを知っていたからだ。マーク・トゥエインがなぜ講演を好んで行ったのかは知らなかったが、しかし好んで行ったのは知っていた。だから、「そこに何かあるのではないか」と思ったのだ。文学史

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    taro-r 2012/05/11
    体系づけられた神話がなくなったので,あちこちに神話モドキがいるっていうのが現代なんだと思う。一般の人にとって科学不条理,神話にあって科学にないのはむしろ人格。だから「○○タン」と擬人化するのは正しい。
  • Twitterの終わりの始まり、もしくはぼくのブログは炎上したことがない - ハックルベリーに会いに行く

    最近、インターネット禍みたいなものが続いているような印象を受ける。インターネット禍というか、Twitter禍と言った方がいいだろう。アディダスの人、ウェスティンホテルの人、伊勢丹内定の人、avex松浦氏、平野綾氏、蓮舫氏、ラサール石井氏、ネットマイルの人。他にもまだまだいっぱいいる。いずれも、自らの不用意な発言によって痛い目を被っているのが特徴だ。しかも、感情的になって周囲から白い目で見られる。そうして、Twitterで発言したことを後悔させられる羽目に陥っている。ここで予言を一つ言うと、Twitterというサービスの寿命はもうあまり長くはないだろう。そう遠くない将来、誰も使わなくなる。なぜTwitterが使われなくなるかといえば、それは人を幸せにしないからだ。人を幸せにしないサービスが長続きするはずがない。なぜ人を幸せにしないかというと、ユーザーの隠していた音というものを、ついポロリと

    taro-r
    taro-r 2011/08/12
    付き合い方に失敗したのをシステムのせいにしてみる…の図。
  • 映画を体系的に理解するための7作品 - ハックルベリーに会いに行く

    はじめに最近クリエイター志望の若者と話す機会が多いのだけれど、そこで気づかされるのは、彼らの中に過去の映画(特に80年代以前の作品)を見たことのあるという人が、驚くほど少ないことだ。例えば「キューブリックをどう思う?」と聞くと、「キューブリックって誰ですか?」という答えが返ってくる。「デ・ニーロの映画で何が一番好き?」と聞くと、「見たことがありません」と言われてしまう。「ではきみは、昔の映画を見たことがあるの?」と聞くと、たいていが「テレビでやっていたものくらいなら……」という答えしか返ってこない。 今の若い人の間では、映画を体系的にとらえようという人は少ないようだ。見るのは専ら近年の話題作ばかりで、歴史を辿ってみたり、系譜をひもといてジャンルごと理解しようとする人はほとんどいない。これは、ちょっと由々しき問題だと思わされた。映画は、もう長いこと(20世紀の早い時期から)エンターテインメン

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    taro-r 2009/11/29
    とりあえず,年寄りと映画の話題をはじめるのに適切な7本…という感じだ。誰と話しても評価がほぼ一致してるという意味では便利な作品ってことかな。
  • 他人を傷つけてしまうという考え方こそおこがましい - ハックルベリーに会いに行く

    昔、先輩から言われた言葉。「お前は一体何様なんだ? 人を傷つけてしまうだ? その考え方こそがおこがましいわ。良いか、誰もお前の言うことなど気にしていない。お前に何を言われたって、蚊に刺されたくらいにも思っていない。お前のようなボンボンのヒヨッコの甘チャンに何言われたって、全く気にならない。それを偉そうに、何が『人を傷つけてしまうかも知れないだ』こら。自惚れるな。他人は、お前のようにちゃらんぽらんの弱虫の意気地なしの考えなしではない。みんな、自分の足で立って、自分の考えを持って、ここまで頑張って生きてきたんだ。お前ごときに何を言われようと、今さらびくともしないわ。他人をナメるのもたいがいにしろ。お前がまず考えなければならないのは、そういう人たちに対して、どうしたら話を聞いてもらえるかということだ。どうしたら気にしてもらえるかと言うことだ。どうやったら言葉を届かせられるかということだ。まずはそ

    taro-r
    taro-r 2008/12/28
    そうだとは思うけど,実際傷つく場合もある。まぁそれ以前の人は,まずは何をいいたいかわかる文章を書けってことなのはわかる。
  • 渋谷にアムウェイの人たちがよく集まるカフェがある - ハックルベリーに会いに行く

    ぼくは友だちがとても少ないのだが、それでもいないわけではない。ほんの数人、親しい友だちがいて、時々一緒にご飯をべたり、お茶を飲んだりする。 その友だちの一人にMという男がいる。Mはぼくの後輩なのだが、今ではもう友だちのような関係だ。Mもぼくも渋谷の近くに住んでいるので、会う時は渋谷が多い。電話をして、ちょっとお茶でも飲もうよという感じになり、カフェでよくお茶をしたりする。カフェに行く時、ぼくはスターバックスが好きなのだが、Mはタバコを吸いたいので、他の店に行くことになる。スターバックスは禁煙でタバコが吸えないのだ。ぼくはタバコを吸わないのだが、Mと一緒の時は、Mに合わせてタバコの吸える店に行く。ぼくは、近くにタバコを吸う人が多かったので、タバコを吸える店に行ってもそう苦にすることはない。 ある時、それは夜の9時頃だったのだけれど、渋谷で会っていたぼくらは、じゃあお茶でも飲もうかということ

    taro-r
    taro-r 2008/09/07
    先日この辺の地図を見ていたらビルの存在に気づいた。「つながり=ケータイがなる」という比喩は面白いなぁ。
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