「思い出の国 忘れえぬ人々」は、2005年1月から2008年12月に渡り『選択』に掲載されたものを転載しておりましたが、執筆者の意向により2009年3月10日をもって掲載を終了いたしました。 なお、西水美恵子氏は2008年11月30日付けで当研究所を退職されております。
「思い出の国 忘れえぬ人々」は、2005年1月から2008年12月に渡り『選択』に掲載されたものを転載しておりましたが、執筆者の意向により2009年3月10日をもって掲載を終了いたしました。 なお、西水美恵子氏は2008年11月30日付けで当研究所を退職されております。
ある古い家の、まっくらな天井裏に、「ツェ」という名まえのねずみがすんでいました。 ある日ツェねずみは、きょろきょろ四方を見まわしながら、床下街道(ゆかしたかいどう)を歩いていますと、向こうからいたちが、何かいいものをたくさんもって、風のように走って参りました。そしてツェねずみを見て、ちょっとたちどまって早口に言いました。 「おい、ツェねずみ。お前んとこの戸棚(とだな)の穴から、金米糖(こんぺいとう)がばらばらこぼれているぜ。早く行ってひろいな。」 ツェねずみは、もうひげもぴくぴくするくらいよろこんで、いたちにはお礼も言わずに、いっさんにそっちへ走って行きました。ところが戸棚の下まで来たとき、いきなり足がチクリとしました。そして、「止まれ、だれかっ。」と言う小さな鋭い声がします。 ツェねずみはびっくりしてよく見ますと、それは蟻(あり)でした。蟻の兵隊は、もう金米糖のまわりに四重の非常線を張っ
レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 「100人村」の料理店 人口100 人の村にある、ただ 1軒の料理店は、 裏切りがばれた瞬間に村を追放されるから、村人を裏切れない。 村人は安心だけれど、その代わり、その料理店が本当に「おいしい」ものを出しているのか、 比較できないから分からない。 1000人村にある 10件の料理店なら、村人はきっと、「最高」がどの店なのかを投票で決められる。 「おいしい」料理を食べた幸福度は高まるだろうけれど、下位グループの料理店は、経営が難しくなる。 村人が増えれば、それだけ裏切りがばれるリスクは減少するから、「業界」全体に対する村人の信用は、 100人村より低下する。 料理店全体が生産できる「幸福度」というのは、各料理店が生み出す幸福の総和と、 業界に
日本評論社 2007年10月 最近の「格差」ブーム?に当て込んだ本ではない。健康と社会格差についての長年の研究の成果をわかりやすく示した本である。この方面の話題をあつかった本を読むのは、R・ウイルキンソン「生命を決める社会のオキテ」、I・カワチら「不平等が健康を損なう」、近藤克則「健康格差社会」についで4冊目であるが、近藤氏の本ではじめて知ったホワイト・ホール研究も著者がおこなったものであるし、また有名なNiHonSan(日本、ホノルル、サンフランシスコ)研究も氏のものであるらしい。この分野のパイオニアであり、世界的な指導者ということのようである。 はじめに「日本語版への序文」といいうのがついている。そこで氏は「日本人の冠状動脈性心疾患の罹患率がなぜ低いのか?」と「その平均寿命がなぜ長いのか?」という二つの問題を提出している。これは以前、柴田博氏の「中高年健康常識を疑う」を読んだときに柴田
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