全国には「国道」のイメージにそぐわないような、細く狭い、荒れた国道が存在します。香川県と徳島県の山間部を南北に縦断する国道193号もそのような「酷道」のひとつ。岩をくりぬいただけの素掘りトンネルや、苔むした峠道など、「イベント」が満載です。 地図上では分断されている国道 実際には… 全国には「国道」のイメージにそぐわないような、細く狭い、荒れた国道が存在します。このような酷い状態の国道は「酷道」と呼ばれ、それを好んで走る人いますが、なかでも四国は内陸部を中心に酷道の“宝庫”ともいわれます。 四国の酷道として最も有名なのは、徳島県から四国山地を横断し高知県に至る総延長約350kmの439号、通称「よさく(与作)」でしょう。路線自体も長大で酷道区間が多いこともあり、多くのメディアでも取り上げられています。その439号に次ぐ酷道と評されるのが、四国山地の東部を縦断する193号です。 拡大画像 徳