新たに公開されたアンドロメダ銀河(M31)の写真。米国カリフォルニア州のツビッキー観測装置が撮影した。(PHOTOGRAPH BY ZTF/D. GOLDSTEIN AND R. HURT (CALTECH)) 私たちの住む天の川銀河は、近くにある銀河としては最大のアンドロメダ銀河にいつの日か衝突する運命にある。これは、科学の世界ではすでに予言されていることだ。そして、衝突の衝撃によって巻き起こった塵が晴れ上がる頃には、どちらの銀河もかつてのような姿をとどめてはいない。最初の接触から10億年以内に、2つの銀河は合体して、今よりもはるかに巨大な楕円銀河が誕生する。 欧州宇宙機関は、ガイア宇宙望遠鏡でアンドロメダ銀河内部の星を測定し、2つの銀河の衝突が、いつ、どのようにして起こるのかに関する従来の予測を修正した。 これまで、天の川銀河とアンドロメダ銀河は39億年後に衝突すると予測されていたが、