防護服を身に着け声を掛け合ってコロナ患者の対応に向かう医師や看護師=22日午後、栃木医療センター(矢吹拓医長提供) 昨年末から急増した県内の新たな新型コロナウイルス感染者。今月5日の170人をピークに減少傾向にあるとはいえ、なお高水準が続く。コロナ患者の対応に当たる国立病院機構(NHO)栃木医療センター(宇都宮市)の矢吹拓(やぶきたく)内科医長(41)に、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)し、初診や救急患者の受け入れを制限せざるを得ない第一線の実情を聞いた。 -昨年末から県内でも感染者が急増した。 「当院のコロナ患者用数十床はずっと満床。連日5~10人程度が入退院し、空床はすぐに埋まってしまう。(保健所調査の段階では感染経路不明が目立ったが)入院後に確認すると、忘年会や新年会、初詣や帰省などで動いた人が多かった」 「感染者は入院することが原則だが、病院も宿泊療養施設も受け入れられず、市内だけで
【宇都宮】「とくじら」か「とくじろう」か-。市は徳次郎(とくじろう)町の読み方を「とくじら」とする地元の要望を受け、市住居表示等審議会を設置、読み方の変更を話し合う。市議会の議決などが必要だが、本年度中には変更が認められる見込み。地元富谷地区連合自治会の舘野常利(たてのつねとし)会長(67)は「地元の住民は『とくじろう』とは言わない。正式に『とくじら』になればとてもうれしい」と話している。 宇都宮市によると、同町の読み方は1954年、市と旧富屋村の合併の際、「とくじろう」と定められた。当時の経緯は分からないが、地元では古くから「とくじら」と呼び、この読み方に強い愛着を持っている。「徳次郎城跡」や「徳次郎保育園」などは昔ながらの読み方をしている。 昨年秋「とみやふるさとまつり」の際に自治会の役員らが集合し、読み方変更で意見が一致。市に要望することになった。今年4月21日、地元全7自治会と同連
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、栃木県内でも2人目の感染者が確認された。政府の専門家会議副座長の尾身茂(おみしげる)自治医大名誉教授は7日までに、下野新聞社の取材に応じ、ウイルスの特徴などを理解することや、人が集まり風通しが悪い場所に行かないなど個人個人の行動が重要だとの考えを強調した。 ◆ ◆ 一番大事なのは、ウイルスの特徴や感染の状況を正しく理解することだ。 特徴はインフルエンザと比較するとよく分かる。インフルエンザはその場にいる人全員を感染させるが、このウイルスは5人が同じ空間にいたとして1人しか感染させない。結果としてそうなっている。その1人がライブハウスや飲み会、雀荘などに行くと、そこで感染する。そこで感染した人が次と、こうした感染の仕方をする。 感染がいろんな地域に拡大しつつある。手が届く距離で一定程度の会話をし、しかも複数いる狭い空間でクラスター(感染者の
【下野】下古山の児山城跡全域の範囲を確認する調査を本年度から進めている市教委は3日までに、堀の底から拳大の礫(つぶて)100個以上が出土したことを明らかにした。 合戦時に武器として使う「石つぶて」とみられ、これだけ多数確認されるのは県内でも珍しいという。5日午前10時から現地説明会を予定している。 児山城は、建武年間(1334~36年)に、鎌倉時代中期の鎌倉幕府の御家人多功宗朝(たこうむねとも)の子の児山朝定(こやまともさだ)によって築城されたと伝えられている平城。 本丸跡とされる堀と土塁の保存状況が良好なことから、1961年に県史跡に指定されている。しかし、これまで本格的な調査が行われておらず、詳細は不明とされてきた。 本年度から約5カ年計画で国の補助事業として調査に着手。これまでに、城の最終期と想定される15世紀末~16世紀前半ごろの土器が出土。合戦時に投石用として使われた「石つぶて」
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