南カフカス地方の旧ソ連構成国アルメニアは6日、11~20日に国内で米軍との合同軍事演習を行うと発表した。タス通信が伝えた。アルメニアはロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」加盟6カ国の一国だが、最近はロシアへの不満を公然と表明。今月のCSTO合同軍事演習にも参加しなかったとみられ、ロシアとの疎遠化が目立つ。ロシアもアルメニアを批判し、両国関係に緊張が高まっている。 タスによると、アルメニア国防省は米軍との演習の目的について、指揮・戦術分野の経験共有や「北大西洋条約機構(NATO)との相互活動に向けた軍の能力の向上」だと説明。同国外務省高官も4日、「アルメニアはNATOと協力しており、今後も継続する用意がある」と表明した。 さらにアルメニアのパシニャン首相は最近、イタリアメディアとのインタビューで、ウクライナでの軍事作戦にロシアが注力している現状では「ロシアはわが国の安全保
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