宇田川の声が弾んだ。宮崎強化合宿第2クール初日の21日、ダルビッシュ、宮城に続き、実戦形式の打撃練習に登板。安打性はなく、23球のうち13球がボール球だった。制球面の不安が出た形だが「元々(球が)荒れるタイプなので」と前向き。「アバウトなところですけど、捕手が構えたところに力強い球がいった。自分らしさは出ていました」と表情は明るかった。 20日夜は投手陣全員で食事会を開催した。ひと回り年上のダルビッシュが「宇田川さんを囲む会に参加させていただきました」と自身のSNSに、宇田川をセンターに呼んだ写真付きで投稿。昨年7月末まで育成選手だった24歳にとって、夢のような空間だった。 「僕が(チームに)なじめていない、という記事をみんなが見ていた。みんなが気をつかって、いろいろと話しかけてくれた」。物静かだが、話してみれば実は面白いキャラクター。減量中の焼き肉は「めっちゃ食べてました」(ダルビッシュ