上の写真、実にいい顔をされてますね。 この写真は、かつての帝国陸軍の、ある中将のお写真です。 中将というのは、並みの努力でなれる役職ではありません。 陸士をとびきり優秀な成績で卒業し、限りない軍功を立て、人物、識見ともに誰からも尊敬を集めるだけのものがなければ、なれる役職ではない。 単なる年功序列でなれるような甘い役職ではないのです。 そして、上のお写真の方のお名前は、洪思翊(こうしよく)です。 半島人です。 洪思翊中将は、李王家の縁戚でも、かつての朝鮮貴族であるヤンバンの出身でもありません。 極貧の家庭に生まれ、努力して体力、知力とも優秀な成績を修め、当時の日本の陸軍士官学校を優秀な成績で卒業した人です。 彼は、軍人として、古今の戦史、戦術に深く通じるだけでなく、四書五経から英語にまで精通し、相撲も武道も強い人でした。 「自分はKoreanの洪思翊である。 唯今より天皇陛下の御命令により