前回の記事で、これまで何回か訪問したクルド人家庭のお母さんと子供たちが、トルコに帰ってしまったと書いた。 暇になったな~と思っていたら(あ、暇つぶしに行ってたわけじゃないんですよ(^^♪)、支援を必要とする家庭がまた目の前に現れた。イタリア在住の中国人の友達が、かつて「ひとつの扉が閉まると、別の扉が開く」と言っていたが、そういうことってわりとよくある。 ある日、クルド人向けの日本語教室に顔を出し、去年来日したばかりで日本語が不自由だという母子3人組に平仮名などをテキト~に教えていたら(テキト~なんかい)、中学1年生だという長女が私に名前を聞き、「michiセンセイ、私に勉強を教えてくれますか?!」と切実な面持ちで頼んだのだ。日本語教室でクルド人の生徒さんに名前を聞かれるのは珍しい。みんな私の名前を知らず、「トルコ語を話す、いつも何となく気だるそうな正体不明のヒト」くらいに認識していると思わ