「自壊する帝国」を読み終わりました。 以下は「自壊する帝国」の中でおもしろかった箇所のひとつです。 1991年5月、当時参議院議員だったアントニオ猪木氏がモスクワを訪れた時、著者の佐藤氏と猪木氏がいっしょになってロシア人たちをウオトカで酔いつぶした、という痛快なエピソード。 「・・・・ところで、佐藤さん、これからあのペテン師たちが来るんだけれど、少しとっちめてやりたい。ウオトカであいつらを叩き潰してやろうと思うのだが、協力してくれないか」 猪木氏が「ペテン師」と呼んだのは、「科学産業協会」という怪しげな財団を主宰するビクトル・ボイチェフスキー教授のことだ。(中略) 今回、このルートで猪木氏は(CUSCUS補足:モスクワへ)訪問したが、まともな会見を取り付けることができなかった。 (中略) 「・・・・今回はいろいろよい勉強になりました。ショットグラスのような小さいグラスでウオトカを飲んでも思